40代をぼちぼちと生きる

40代突入を機にブログ始めてみた

映画は弱者のためにある

無職なので、自分のために使える時間がたくさんある。

と言っても、何せ精神を病んで退職したので、最初から

「仕事辞めたー!わーい!遊んで暮らすぞー!」

という気分だったわけではなく、自由な時間を楽しく過ごす気になるまで、私の場合10ヶ月ほどかかった。

 

自由な時間を手に入れてからは、絵を描いたり、映画や連続ドラマをたくさん見るようになった。

絵を描くのは元々好きだったが、在職中は、会社から頼まれてチラシにする漫画を描くことはあっても、プライベートで絵を描くことはなかった。

映画は休日に劇場へ行き、新作映画を観ることはたまにあったが、レンタル店で過去作を借りて観るということはしていなかった。

 

精神を病んで以来、メンタル的に不安定になり、「劇場へ行って映画を観る」という、簡単にできそうなことも、私には難しくなった。

近くの劇場に行くのですら、ものすごく勇気がいるのだから、上映館数が少ない映画を観るために、遠くの劇場まで行くことは、私には命がけである。

例えるなら、残機1でクッパ城に行くちびマリオだ。

 

なので、最近は専らDVDを借りて、自宅で古い映画ばかり観るようになった。

自分の親が生まれた頃に公開され、たぶん親も観ていないであろう、昭和20年代の作品だったり、巨匠・黒澤明監督作品、80年代の角川映画、世界のキタノ…

どれもこれも、自分の時間ができたことで出会えた作品ばかりだと思っている。

 

ちなみに私の推しの映画監督は、小津安二郎さん。

娘を嫁がせる父親像を、複数の作品で描いていたにもかかわらず、ご自身は生涯独身だったというところに、なんとも言えない魅力というか「萌え」を感じるのである。

小津作品は古いが故に、置いているレンタル店が少なく、出会うのが難しい。できれば全部観たいが、これはもう一生がかりだと思っている。

f:id:naka40life:20180903172304j:plain